2007.9.19
FLM10th
report

参加者の皆様お疲れ様でした!
今回も皆様のおかげで無事故、トラブルなしで終了させることが出来ました。
モラルの高さに感謝いたします!!

今回でFLMとしては10回目となりました。
第一回から数回の事故もありましたが、ケガ、人身事故はありません。
参加者の意識の高さのあらわれだと思います。
ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

昼食は庄野会長のおごりでした♪
いつも本当にありがとうございます!!

さて、今回は10回目を迎えるにあたって、本来のFLMの姿である「スキルアップ」に重点をおきました。
通常はコースを設定してタイムによりスキルアップを確認していました。
が、今回はブレーキの使い方とコーナー進入の練習のみに徹しました。
結果、参加者全員が確実に何かを得たことを実感されたと思います。
「これまでで一番勉強になりました」というコメントを多数いただきました。
コースを設定すると、どうしても「タイム」にこだわってしまい、地味な基礎を飛ばしてしまいがちです。
ここで言う基礎とは「FEEL」であって自身で「出来ているかどうか」はなかなか判断つきません。
オーバルが中心となりましたが、今後も「集中練習」をやっていきたいと思います。

具体的にはブレーキの練習から始めました。
地味ですが、これはジムカーナ場のロースピードを本コース等のハイスピードに結びつけるのに必要な練習です。
フルブレーキから旋回のブレーキにいかに結びつけるかのきっかけ作りです。

次に旋回のブレーキの効果を確かめました。
アンダーステアを克服するのに必要なブレーキです。
強すぎると前輪の摩擦が制動に使用されて旋回力が落ちます。
弱すぎると荷重が前方にかからずにオーバーステアが発生しません。
食パンが凹む踏力です!
AT車のクリープから減速するくらいの軽さでよいでしょう。
練習の結果、この踏力と微調整を使えるようになってきたと思います。
踏力と手順が分かっても「待ち」の感覚が必要です。
ここで誘発させたオーバーステアを打ち消すとグリップ走行に。
ドリフトにつなげるにはここでもっと待ちます。

次に基本的なコーナーワークです。
前半は減速と旋回。
後半は加速。
この基本を安定させましょう。
これはドリフト走行においても同じです。
前半では慣性を利用して荷重の移動で角度を決めてゆきます。
その後、後半で派手に出て行きます。
あくまでも基本ですが。

戸島@alfa75のように、リアが粘る車両の場合はサイドブレーキも有効です。
ただし、この種の車両は車速がもっと上がればサイドなしでも一気にリアがブレイクするので注意は必要です。
ここで言うサイドブレーキはクラッチを切りません。
ブレーキのバランスをリアにもってゆくための操作です。
最終スロットで目黒@インプレッサが実施していたのもこれです。
「待ち」の時間を作って車が臨界点にあるにもかかわらずリアが粘るときは(フロントが逃げる時は)軽いサイドが有効です。

FR車両の定常円旋回は今後の重点科目です。
これを死ぬほどやって感覚を磨く以外にドリフトの道はありません。
FF車両を含めて「旋回ブレーキ」が自在に使えるようになれば良いと思います。
派手な練習は無理ですが、普段の街中の運転が効いてきます。
ハンドルの回し方、ブレーキの微調整、コーナーワークまで普段の交差点でも練習可能です。

今後も集中練習をやっていきましょう!
(地味ですが。。。)

return

inserted by FC2 system