基本練習について
FLM 10thより

<ブレーキの練習>
地味ですが、これはジムカーナ場のロースピードを本コース等のハイスピードに結びつけるのに必要な練習です。
フルブレーキから旋回のブレーキにいかに結びつけるかのきっかけ作りです。

<旋回ブレーキの効果の確認>
アンダーステアを克服するのに必要なブレーキです。
強すぎると前輪の摩擦が制動に使用されて旋回力が落ちます。
弱すぎると荷重が前方にかからずにオーバーステアが発生しません。
食パンが凹む踏力です!
AT車のクリープから減速するくらいの軽さでよいでしょう。
練習の結果、この踏力と微調整を使えるようになってきたと思います。
踏力と手順が分かっても「待ち」の感覚が必要です。
ここで誘発させたオーバーステアを打ち消すとグリップ走行に。
ドリフトにつなげるにはここでもっと待ちます。

<基本的なコーナーワーク>
前半は減速と旋回。
後半は加速。
この基本を安定させましょう。
これはドリフト走行においても同じです。
前半では慣性を利用して荷重の移動で角度を決めてゆきます。
その後、後半で派手に出て行きます。
あくまでも基本ですが。

<アシストとしてのサイドブレーキ>
リアが粘る車両の場合はサイドブレーキも有効です。
ただし、この種の車両は車速がもっと上がればサイドなしでも一気にリアがブレイクするので注意は必要です。
ここで言うサイドブレーキはクラッチを切りません。
ブレーキのバランスをリアにもってゆくための操作です。
最終スロットでインプレッサが実施していたのもこれです。
「待ち」の時間を作って車が臨界点にあるにもかかわらずリアが粘るときは(フロントが逃げる時は)軽いサイドが有効です。

<FR車両の定常円旋回>
これを死ぬほどやって感覚を磨く以外にドリフトの道はありません。
FF車両を含めて「旋回ブレーキ」が自在に使えるようになれば良いと思います。
派手な練習は無理ですが、普段の街中の運転が効いてきます。
ハンドルの回し方、ブレーキの微調整、コーナーワークまで普段の交差点でも練習可能です。

今後も集中練習をやっていきましょう!
(地味ですが。。。)

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