ショートコース1

「速すぎ」による「遅さ」が気になります。
第一コーナーで突っ込みすぎるためにラインを外してしまうと、第二コーナーの進入ラインに無理が生じています。
結果、登り第三コーナーが気持ち良く走行できなくなります。
周回数が増すにつれ、ペースが上がりその傾向が顕著になります。
駆動方式にかかわらず基本的には進入からコーナー前半で前輪に仕事をさせます。気持ち良く走るために進入時に充分減速をして、タイヤのグリップを旋回に使います。そのためにステアリングを入力する際に半分から1/3ブレーキを残す(上級者はゆっくり抜きながら調整)ブレーキと、コーナーとスピードに合ったステアリング操作(切るレート)でラインをトレースします。トレースは手前から目線をクリップに当てておきます。速度がありすぎて前輪のグリップが不足しているためにラインを外してしまっているケースが多いです。
コーナーを曲がっている最中は、基本的にグリップ調整のブレーキはありますが、アクセルはありません。コーナーによってはこの限りではありませんが…丁寧なステアリング操作を心がけて下さい。
大切なのはリラックスです。リラックスをすることにより、不意のテールスライド等に最小限の対応が可能になります。
肩の力を抜きましょう。
クリップを過ぎたらライン上の出口一番外側に目線を当てます。そこに向けて車がニュートラルになる確信が出来た時点で全開です。進入でいっぱいいっぱいに踏んできているのに、出口でゆっくりアクセルを踏んでいるパターンが多いようですが、逆のイメージを持って下さい。

第一コーナーから第三コーナーまで、アクセルもブレーキも使用せず、惰性で走行しているケースも見受けられます。
それもハイペースで前後の荷重移動無くです。
車が走っていると言う感覚ではなく、車に走ってもらう感覚が良いと思います。
的確な縦方向の入力(アクセル・ブレーキ)を心がけましょう。

丁寧な操作で無理・無駄のない車の動きを作ることが大切だと思います。

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